2012年5月24日木曜日

ふれあいが欲しいという切実




facebookにはポジティブなストロークが満載。ストロークとは交流から得られる刺激です。でもそんなにみんなポジティブでしょうか?心地良い刺激を得るために頑張っているエセ・ポジティブもたくさんいるはずです。FB中毒っていう人いるでしょう。上手に使えば自分を高めるツールですが、自分を壊してしまう危険なツールにもなる、その仕組みについて簡単に。。。☆☆(=⌒▽⌒=)


人は肯定的な刺激を欲しがります。しかし、十分に得られないと、否定的な刺激を求めて行動します。ないよりましということです。


親の愛情に不足を感じている子どもは、叱られてもいいからこっちを向いてくれることを願います。異性との関係でも同じ経験をした人もいると思います。
主婦がキッチン・ドリンカーになるのも、同じ仕組みが働いています。夫の愛情に飢えている妻が罵倒されてもいいから、「自分に振り向いてほしい」というサインを出しているのです。疲れていると衝動買いしたくなる気持ちにも、寂しさを癒したいという同じ仕組みが働いている場合があります。


こどもや会社勤めの人がある条件を達成したら褒められるということがあります。 成績や成果、結果で愛情がさじ加減されることが続くと、素の自分は存在価値がないと誤解します。条件さえ満たせば自分でなくてもいいのだと考えるのです。つまり賢い人ほど危ないという傾向があるのです。


条件を満たした場合にのみ認められる環境は、常に他人の評価に左右される存在でしかないと感じて、やがては本来の自分のあり方を見つけられなくなるのです。


与える側にも問題は起こります。認知症の親の介護に尽くして、心地良い刺激が与えられないと これまでの愛情の蓄えが枯渇してしまい限界に達します。子育てに疲れるのも同じです。こどもに注ぐ愛情にふさわしい愛情が量的に補給されないと枯渇してふさぎこんでしまいます。


もし、あなたが最近つまらない、疲れると感じたら、愛の預金通帳を見るように、収支を考えてみてください。完全にバランスがとれなくても大丈夫。70%がキープされていたらドキワクな状態で過ごせます。


疲労感や憂うつな状態に駆られ、閉鎖的になると、与えることをやめてしまうので、ますます見返りとしての肯定的刺激が入って来なくなり、意欲はますますなくなります。これってFBシンドロームと似てるでしょう。