2010年5月30日日曜日

元気な声でコミュニケーション

声の大きさは生まれつきの場合もあります。
生活体験の結果という場合もあります。
どちらにしろ、元気な声は相手を安心させます。

私は、研修で大きな声を出す訓練をします。
最初は照れてなかなか出せない人でも、基準以上になります。
最初、自分のことしか考えていないので思うように出ません。
しかしサービス業で大きな声を出すのは、お客様やチームワークで働いている同僚のためだと理解できるまで話し合います。

そうすると分かってくれて、基準以上になります。
でもがなりたてるだけの声は乱暴者の声です。
大きな声の大切さとはほど遠くなります。

そこで次に、「なにを伝えたいのか」について話し合います。
まず不安にさせない。
安心していただく。
思いやりについて話し合います。
小さなこどもさんや、お年寄りの気持ちで考えてみます。

すると大きな声であればいいということではなく、状況に応じた対応があって、元気な声が効果的であることが分かってきます。

スヤスヤ眠っている赤ん坊がびっくりするような声は厳禁です。
お年寄りには、少し大きめに、でもソフトに語りかける。
つまり状況に合った声を出す。
声はなにより相手への想いなのです。
だから「大きな声で話しなさい」といわれます。
アサーティブ、ホスピタリティなのです。

愛するとは励まし。
GIVE&GIVEです。

2010年5月29日土曜日

境界力がコミュニケーションを変える

境界のの問題はとても重要なのにあまり知られていません。

誰でもこども時代があります。
泣いたらケアしてくれた。
金切り声をあげたら言うことを聞いてくれた。
こどもはみんな万能感を体験します。

成長につれて自分のことは自分がするように教えられました。

それでも万能感があると信じ続けたこどもがいます。
やがて万能でないことを思い知らされます。
自信を失い、どうしていいのか分からなくなります。

万能でないことを隠しながら暮らします。
その分、完璧主義が強くなり生きづらさを感じます。
当人にはその事実さえ分からないままです。

 
 家庭の中心にいる女性が、一番しなければならないこと、最重要で取り組むべき課題は、家族全員の自立を目的にした暮らしです。
家族それぞれが自分の限界を知り、家族それぞれが人の間には境界があることを知り、家族全員が境界を越えない暮らし方を身につけることです。

つまり家庭内で、じぶんぢからの再生をするプロジェクトを成功させることです。

 
 洗濯、掃除、食事の準備や片づけを女性が受け持つことは女性の仕事であったにしても、脱ぎ捨てたシャツは誰が片付けるのか。散らかしたものは誰が片づけるのか。使った食器は誰が洗うのか。自分の領域、他者の領域を決めて守ることが境界の認識に欠かせません。境界を越えない責任を果たすことが自立の条件です。

脱ぎ捨てたシャツは脱ぎ捨てた人が片づけるのです。
使った食器は使った人が洗うのです。
散らかしたものは散らかした人が片づけるのです。
本人以外が手を出すと、本人は誰かがしてくれると思います。
 
 女性が、持ち前の優しさと思いやり、そして責任感で、境界を越えてサポートしてあげると、家族は自身の限界が分からなくなり、境界の認識も曖昧になります。
結局、生きづらさを手伝うことになります。
愛しているなら、鬼の顔した天使になって、相手のことには力を貸さないことです。
正しくチームワークを機能させるのをめざします。

 
 

2010年5月28日金曜日

なぜ自分のゴールを語ることができないの?

 人生のゴールを具体的に話すことが出来れば、あなたは世界一周の旅以上の幸福を手にしたようなものです。
 でも多くの人には話すことは元よりイメージすらできない。自分探しはその苦しみからの脱出に他なりません。

 それにしても、なぜ自分のゴールを語ることができないのか。
 理由は簡単だ。
 夢見ることを教わっていないのだから。

 どのようにして実現するのか、その方法も知らない。
 多くの親は幸せの代用品を手に入れる方法を教えるけれど、幸せそのものの手に入れ方を教えることはしていない。

 さて、成人であるあなたは自分の行動は自分で選択できる。
 自分の責任は自分で引き受けることができる。
 それを羅針盤にして進んで行こう。

  自分のこと、人間関係のこと、結婚のこと、子育てのこと、家族のこと、仕事のこと、時間のこと、お金のこと、健康のこと、そして愛のこと・・・・

 あなたにはいくつもの気がかりがある。

 人生のゴールには、何をしたらいいのか、判らないという切実があり、結婚や恋愛には、少女の夢が遠のき、愛には終わりが来るという冬の気配に怯えていることも少なくない。

 ひるむことなく、自分に誠実に、率直に、自分の人生のある場所で暮らすようにしよう。
あなたの尊敬する人が、自分の人生のある場所で暮らして、夢を実現しているように、人はみんな対等だということを忘れずに、

 ♪ 青い小鳥が虹を越えるなら、私にだって できるはず ♪

2010年5月18日火曜日

あなたが苦しむ原因~禁止令、命令

 やりたいと思ったことをはじめたら考えずに行動することです。なぜそれがいいのか、禁止令の支配を断ち切るためです。とにかく一応のゴールに立つこと。そこで見る景色を体験することです。それまではひたすら続けることです。

では、禁止令がどう影響しているか説明します。

 人間は考えないことはできません。考えるには言葉を使います。動物は言葉を知らないので、直感とその基盤にある記憶を使います。動物の場合の記憶は体験です。

 人間の記憶は体験に留まりませんが、それでも体験はなにより強い記憶になります。渡したい葉記憶の使い方は能力ですが、好ましい記憶があれば力になりますが、好ましくない記憶は力をそぎ落とす結果になります。

 自立が不可能なこどもにとって親の命令は生きることそのものです。命令は親から、どちらかというと異性の親から与えられる傾向があります。同性の親は異性の親の命令やあり方にどう対処するべきかについて教えてくれます。もし母親が乱暴な行為やワイルドなものを嫌っていると、息子からワイルドなものを遠ざけ、乱暴しないように言いきかせます。

 そして自分の息子はやさしく親切の子だと思い込み、それにふさわしいサンプルとして父親を与えます。父親はよい見本になる場合もあれば、反面教師になる場合もありますが、母親のメッセージは命令として心に届きます。つまり子供時代に観て感じて記憶する、両親の態度、行動、選択が、自身の世界観、信念の基礎となります。これがライフスキルの主要な部分になります。

   >>>>  ライフスキル

 このプロセスを通じて、私たちは数えきれない「すべきこと」「すべきでないこと」を記憶していきます。もし、「すべきこと」が強くインプットされて、洪水のようになってしまうと、自立への意欲は失われてしまいます。立ち向かえないと思い込んでしまうからです。

問題を乗り越える気持ちは早々に挫折してしまうのです。これでは、「しなければならない」に支配されて、「うまくできなければ意味がない」と思い込んで、人生を愉しむ力を見失います。あなたは完璧な男性、あるいは女性でないと好きになれませんか?人生はそんなものではありません。

 友人も、パートナーもなく、お金もなく、健康でもない、それでも生きる喜びを全身で受けとめて、満たされた人生を生きる人もいます。もし、あなたが反対に持っていても不安があり、生きづらいと感じているなら、そして生きる喜び、満たされた人生を生きたいのなら、今までの人生の基準だった「すべきこと」を洗い直して見る必要があります。

洗い直す作業で知ることは、たった2つだけです。

・どんな種類の「命令」が下されているのか
・それはどんなパターンであなたを動かしているか、または行動を妨げているか


たった2つは、こんな問題を解決しました。

・異性との別れを繰り返すように教わってきた
・他人の目線を、ひどく気にするように教えられてきた
・働き続けて燃え尽きてしまうように>教えられてきた
・時間とお金の両方を浪費してその埋め合わせに人生を使い切るように教わった
・誰からも愛されないように、嫌われる言動をするように>教えられてきた
・重要な人を遠ざけて希望を持てなくなるように教えられてきた
・絶望して希望をもてなくなった人、
・必ず失敗するように能力を発揮しないように教えられてきた
・目立たないように教えられてきた


 この人たちは「あるがままの姿」を自ら閉ざした人たちです。閉ざす命令を守ったせいで、「あるがままの姿」を自ら閉ざしたのです。

バカバカしいと思いませんか?バカバカしいことを毎日繰り返してあるがままの目標に到達しないように頑張っているのです。くやしくありませんか?あなたはくやしいで済ますことができても、実は周囲にいる人に迷惑をかけていることも少なくないのです。これが悪い人生脚本です。



 人生脚本を閉じたあなた、あるがままのあなたはこんな希望を持っています。

・パートナーと仲良く、いたわりあって、生涯暮らしたい。
・しっかりと子育てをして、家族が仲良く暮らしたい
・目標をもってやりがいのある仕事がしたい
・人のためになるように仕事がしたい。

 あなたならできるのです。あなたがその気持ちを行動に移しさえすればね。でもどうして、こんな簡単なことが、できないのでしょうか?あなたに下された良くない「命令」を、あなたが守って、自分の行動を遮断しているからです。決まったパターンでね。