2014年3月14日金曜日

大いに嫉妬してハッピーになる<嫉妬力>

最近、男女の別れが原因になったいざこざで簡単に相手を殺していまう事件が増加しています。理由はいろいろあるでしょうが、それで人生を棒にふるのには理解できません。

明治維新、戦後の改革、発展の根っこには<ジェラシー型嫉妬>が根っこにあったと言われています。戦後から遠く離れて、最近、人々の心は大きく様変わりしたのでしょうか。




大いに嫉妬してハッピーになる<嫉妬力>


一般に<ジェラシー>というと<嫉妬>を思い浮かべますが、嫉妬にはエンビー型とジェラシー型があります

日本社会は<エンビー型嫉妬>の社会と言われてきました。対してジェラシー型嫉妬はポジティブでモチベーションをアップするポジティブなものです。

自分は<嫉妬力>という本を書いています。

<エンピー型嫉妬>とは、相手が勝っているだけで許せず、「つぶしてやる」とか「足を引っ張ってやる」といったいじめ、嫌がらせ、誹謗中傷などに走るネガティブな嫉妬です。

人気漫画「黒子のバスケ」をめぐる連続脅迫事件はその典型です。多くのが女性が異性関係に於ける女性の嫉妬を難しいと言うのには、この種の嫉妬が多いからとも言えます。

<ジェラシー型嫉妬>はライバルなどに負けた相手に対して抱くもので、「今度こそが勝ってやる」といった心理学で言う<昇華>と呼ばれるパターンで、より成長するエネルギーになるポジティブな嫉妬です。

他の女性に心変わりした男性に対して、「もっといい女になって見返してやる」と発奮するのは<ジェラシー型嫉妬>です。池波正太郎氏の小説「男振 」はその典型的な物語で涙なしには読めない傑作でした。

どちらにしろ「嫉妬」には、ミラーイメージの法則が作用します。相手に嫌がらせすれば、しただけ自分がダメージを受けるというものです。

ですから<ジェラシー型嫉妬>の場合には相手の勝った点がポジティブなイメージとして記憶にあるので、自分を引き上げてくれるのに貢献するのです。


長嶋・王に打たれた悔しさをバネに成長した一流投手は続出したのも長嶋・王が突出していた分、自分をも突出したプレイヤーに引き上げたのです。
これがプロ野球人気を盛り上げた原因のひとつでした。




同じように、明治維新、戦後の改革、発展に<ジェラシー型嫉妬>が貢献したのです

逆に<エンピー型嫉妬>の場合には、うず潮に巻き込まれるかのように自滅してしまいます。この種の嫉妬が原因の犯罪が増加しているのは、人間力の低下を物語っています。

嫉妬はいつどこでも起きても不思議ではありません。しかし人を妬む、羨むことを恥として育った世代と、そうでない人が多い、あるいは簡単に挫折する世代が同居しているように思うのです。


大いに嫉妬して、人の良いところに見習い、まず真似から始めればいいのです。








2014年3月5日水曜日

落込んだら、楽しく抜け出す習慣を身につける





イヤな感情も生活の一部。落込みは誰にもあります。たのしく抜け出すようにしましょう。

落ち込んでしまうと、脳の働きも体の動きも鈍くなってしまうので、二次的な危険に追い込んでしまいます。

肝心の問題の解決どころではなくなり、問題は放置、先送りになります。

この状態を脱するには自分に優しくしてあげることですが、これが意外と難しい。間違うと自分を甘やかすことになり、ウジウジさせてしまいます。発展させるとうつ病になる場合もあります。

うつ病の根源には、重要な人間関係での間違った関係があります。
たとえば虐待がそうです。それだけではありません。

不安、心配、疲労感、空虚感、恐怖、イライラ、退屈、怒り、憎しみ、欲求不満、嫉妬、傷心、焦り、依存心、閉塞感、罪悪感、悲しみ、寂寥感、否定感、拒否、見捨てられ感、不潔、非力、無力、威圧感、裏切りなどネガティブな感情。

楽しい、幸福感、希望、興味、誇り、平和、感謝、保護、自尊心、満足感、安定感、愛情、強さなポジティブな感情。

これら様々な感情に対処する方法は自分の心の傷を受け入れることです。心の傷を受けたという事実をはじめいろんな事実があります。

「事実」というのは「こういうことがあった」というだけです。次に感情に注目してみましょう。

事実を乗り越えるために感情を殺さずにいられなかった事実があります。この作業をしたために喜怒哀楽を自分でコントロールかもしれない。自分にとって不都合な感情を切り離すことで乗り越えてきたのです。

そのために「感情の幅」が狭くなってしまった人が少なくありません。

もし、その傾向が自分にあると思うなら感情の幅を広げて元通りにしてあげましょう



1. イヤな感情はそれはそれとして受け止め認めるようにします。感情に良いも悪いもありません。

2. イヤな感情のままいるのは楽しくないので、切り替えたいと思っている自分を受け入れます。切り替えるのと、認めない、殺す、我慢するは違います。切り替えることが不得意だと、感情に自分がコントロールされるか、切り離す(なかったことにしてしまう)など、感情の扱いを間違えてしまいます。

3. 慣れない間は、うまく切り替えられるかどうか、心配もありますが、成功に導くようにします(トレーニングが必要な時期もあります)

4. もし、うまく切り替えられないとしたら、この段階では「自分は切り替えが苦手だ」と認めて、いまはまだうまくできないが、やがて出来るようになると信じて進めていきましょう。
5. 認める作業が、ストレスに強い自分を作ります。

6. 身体を動かします運動、散歩、片付け。。。それがたいへんなならマッサージでもいいでしょう。


7. イライラしているときには、周囲の人が不安に感じることのないように気配りを忘れないようにしましょう。「イライラしているように見えるけど、あなたのせいではないので気にしないでください。ごめんんさい」こう宣言してしまうことでイライラする自分が愚かに思えるようになって瞬時に解放されることも少なくありません。