2010年7月3日土曜日

不器用な素敵さ

愛されると負担に感じることは、おかしなことではありません。相手の期待、希望に応えたい意気込みと、応えられるだろうかと不安の狭間で揺れ動くからです。
愛されるとは自分が育つチャンスであり、飛躍のきっかけなのです。

ですから太陽の光を自分にあてるように、相手の気持ちを自分にあてる。相手の思いを大事にして、真正面で受けとめるようにすることが、関係を育むコツなのです。

負担を力に変えることはとってのすてきなことだといえます。

愛されたことを、責任をとらされると思うのは、ネガティブで受け身です。
自ら進んで責任をとりたいと思う人は、ポジティブで自主的です。


愛されることに背いて気楽でいることを選ぶ生き方もあるでしょう。
それがそれで失う代償は大きいけれど、それもまたダメだ、ダメだ、わたしはダメ人間だって、錦の御旗のようにダメ人間の旗を立てて堂々と気楽の王道を歩めばいいでしょう。どうせ私はダメ人間だと不幸の先取りをしておけばへっちゃらみたいなところがあってね。考えても仕方のないことを考え続ける。

こんな調子で自分人生をドブに捨てるくらいなら、期待に応えられなくても、応えようとするのもいいじゃないですか。少しでもたくさん、いまこの瞬間に集中する時間が持てたらすてきです。

振り返って楽しかった思い出といえば、ひたむきに打ち込んんでいたときのことばかり。それが生きるよろこびだと思います。結局、逃げた分だけ痛みになって残っています。

考えても仕方のないことだらけで、それに時間を費やすよりも、不器用でも一生懸命に取り組んでいる方がすてきではないでしょうか。


とにかく、自分の生を精一杯生き抜けということです。
それは世界中どこでも、一番美しい姿だと思いますよ。

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