人間関係で悩む人は、数知れません。どうしてそんなにややこしいのでしょうか?
実は悩む裏には、巧妙なトリックがあるからなのです。
ホントは難しくないことが、難しくなるのはそのせいなのです。
ではなぜ「トリック」が仕掛けられるのか?
目的があるからです。
トリックは人為的なものです。
厄介なのは、トリックが仕掛けた本人にも意識されていない点です。
犯罪を目的としている場合は別にして、詐欺師でもないのに、わざと人間関係を悪くするなんて考えられないものです。
ところが驚いたころに、現実には、それが行われているのです。
人間関係の裏にあるトリックを見抜くことを憶えましょう。
自己否定感の強い人は自分でも感じていることが多いものですが、具体的にどのような現象を引き起こしているのか、リストアップしてみます。
泥棒に追い銭式に金銭的に損ばかりしている人
不正なことを行い懲罰を受ける状態になる人
自己憐憫の感情に浸る人
自分の能力不足を嘆き、上手に責任回避や懲罰から逃げる人
被虐的に自分の心身を痛めつける人
相手に拒絶されるような言動を繰り返し行い、見捨てられる人
他者に冷笑されるような程度の低い行動をとり、距離を置かれる人
これらは、人間関係における結末ではっきりするものですが、驚くべき点はすべて「目的」であるという点です。
損することを目的に生活している?そんなバカなと思いますが、そんなバカなことが現実に私やあなた、周りの人の間で繰り返されているのです。
自分の能力不足を嘆いている人は回りにいませんか?よく観察してみてください。
うまく責任を逃げていることが分るはずです。
でも何のために?
自分はダメな人間だと感じるためにです。
人間関係の謎を解く鍵はこの先にあります。
あなたが当たり前のことをしているのに、不愉快な気分、体験をする背景には、相手の「自分はダメな人間だと感じたい」目的が作用しているからなのです。
つまり、相手が相手に向けて出しているダメ出しを、相手に代わって引き受けてさせられているのです。他者否定感の強い人の身勝手なやり方で、つらい思いをしているというわけです。
自己否定感の強い人と他者否定感の強い人が出くわすとドンピシャで、これはもう最高のシチュエーションになり、完璧にはまるわけですが、人間関係の裏にあるトリックを見抜くスキルがあれば、はまっても、すぐに脱出できて、傷つくことはありません。
他者否定については次回にお話します。
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