人にはプライバシーがあります。ですから、親子、夫婦など、どんなに親しい関係であっても、人と人の間には、国境のように境界があります。あなたは親に届いた手紙を勝手に読みますか?恋人のケータイを無断で見ますか?他人のバックを勝手に覗きますか?
無断で侵入すると、不法侵入です。許可のない越境は、相手を傷つけます。しかし最近、無断で越境する人が増えているようです。その延長にとんでもない事件に発展しているケースが増えています。親しさの意味をはきちがえている人が増えているのです。
「境界」は難しいテーマですが重要なので、簡単に説明しておきます。
・境界テスト
・境界の大切さ
・境界をゆるめる
・コミュニケーションに問題があると気がついたら「境界」を意識する。
▼境界テスト
該当する項目が、いくつあるか確認してみてください。
・依頼されたり、期待されたら、断ると悪いと思ってしまう。
・断っても安心な人には、平気に断ることができる
・相手の考えに合わせて、自分の考えを変えてしまう
・自分の意見を相手が受け入れるか不安で率直に言いにくい
・(自分を受け入れる人には、気を使わずに話す)
・相手が怖くて自分の思いを言葉にできない(安心出来る相手には平気で言う)
・欲しいものや必要なものがいえない(信頼している人には不満を言う)
・ひとの意見に合わせる(信頼している人には合わせない)
・自分で決断できない(文句を言って相手に決断させる)
・相手の気持ちのすべてを自分のものにしたい
・相手を自分に合わさせようとする
・批判されると落ち込む、カッとくる
・相手が悲しんでいると自分が後ろめたく感じる
・他者の責任を押し付けられる
・相手の問題解決に必死になる
・自分よりもひとの世話をする
・相手が楽しそうでないと自分が責任を感じる
・自分の幸せは相手にかかっていると思う
・相手の問題解決のために相手以上に躍起になっている
・相手があなたを幸福にしょうとしている
・相手があなたの問題を解決してくれる
・あなたを相手の力で幸せにしてくれることを期待している
・相手の不始末の責任を自分がとっている
・休んでいたら悪い気がする
・相手に自分の食事を選んでもらう
・許可なく勝手に部屋に入ってくることを許してしまう
・許可なく勝手に部屋に入る
・健康に障害が出るほどハードな仕事をさせられている
・相手が場にふさわしくない服装だと自分がはずかしい
・疲れているのに他者に世話をさせられる
・不機嫌な態度で相手を変えようと試みる
・自分を傷つけるひとと関係を続けてしまう(自分が相手を傷つけても平気)
・自分だけの時間が持てない(相手が自分だけの時間を持つと不安になる)
・暴力行為を受ける(暴力行為をする)
・勝手に性的な接触をされる(性的な接触をさせるようにする)
・約束を勝手に変更される(約束を勝手に変更する)
・自分のモノを無断で触られる(相手のモノを無断で触る)
・貸したお金を返してもらえない
・借りたお金を返さない
境界がないと、以上のような現象が起こります。すでにお気づきのように、境界
を越えてしまうとつらいことがどんどん増えていきます。
多いほど感覚が麻痺しています。気をつけましょう。
ライフスキル講座
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