「アボリジナル」(オーストラリア先住民)の血筋を受け継いだ友人がいます。彼女は癌のため余命1年と宣告されました。
強い興味のあった日本に来ることを決意。結婚して子どもが一人いましたが、旦那さんに自分のことを忘れて独身に戻って幸福になってほしいと告げ、離婚を申し入れ子どもも引き取りました。
そして日本に・・・後を追って、彼女の弟2人と女ともだちも。こうして見知らぬ国でゼロからのスタートを4人で始めました。なにもかも祖国と違うやり方にとまどいながら、生きることに没頭しました。知り合ったドイツ人男性とも楽しく過ごしました。
彼女はすべてにポジティブでした。 休みの日にはわらじのようなBBQパーティーを楽しみ、 友達に会うためにトルコなどにも旅行もしました。やがて、いつの間にか癌から解放されて完全に復活します。
一生懸命働くこと、家族や友人の愛、恋、そして笑いを、回復の原動力にしたのです。愛、笑いがもたらす力は偉大であり、それは生活の明るい面に集中することから得られるパワーです。
どんなことにも陽と陰があります。どこをどのように見るかは見る本人次第です。もし彼女が癌を宣告され、それを理由にアクティブであることをやめたら・・・・
暗い表情で、涙を流し、旦那さんとの間で憂鬱なコミュニケーションを繰り返したらどうだったでしょう?
私たちは嘘に囲まれていないでしょうか?
宗教戦争はなぜ起こるのでしょう?とても奇異な現象だと思いませんか?そもそもその宗教はどのようにして浸透したのでしょう?
日本でも昔、時の権力者によってキリスト教徒は弾圧されました。権力と宗教は深い関係があります。民を抑えるための宗教は生活の知恵として浸透しました。ユダヤの悲劇はユダヤ教なしには起こりえなかったのです。
プレスリーはゴスペルこそロックのルールだと言い、生涯ゴスペルを愛し、精神的に抑圧した暮らしの末、悲劇的に人生を終えました。神は助けに来ませんでした。必要だったのは精神的な支えではなく、具体的な生活改善でした。
宗教を批判しているわけではありません。我慢の在り方を間違うと人生は不幸を引き寄せます。我慢の根っこには暗い面と思い込みがあるのが要注意なのです。つまり自ら自分を暗黒に束縛してしまうのです。
ダースベーダーのように。
一生懸命働くこと、家族や友人の愛、恋、そして笑いは「嘘」から解放される許可です。
しかも笑いという薬には伝染力があります。